新小学1年生が高知県出身の音楽家と歌を通して交通ルール学ぶ

この春、小学校に入学した新1年生たちが高知県出身のシンガーソングライターが作った歌を通して、交通ルールを学びました。

交通ルールを学べる歌を作ったのは、高知南警察署の1日署長を委嘱された、高知県出身のシンガーソングライター、宮崎恵実さんです。

交通ルールを知ってもらおうと、高知南警察署などが企画を持ちかけ、高知市の鴨田小学校に入学したばかりの新1年生、約110人の前で披露しました。

宮崎さんが作詞・作曲した交通安全の歌のタイトルは「学校までの大冒険」です。

歌詞では、横断歩道で手を頭の上まであげることや、歩行者用の信号の点滅は「きけんのサイン」なので次の青信号まで待つことを呼びかけています。

このあと、宮崎さんは警察と一緒に、歌詞にある交通ルールについて、劇やクイズで子どもたちに解説しました。

参加した1年生の女の子は、「楽しかったです。横断歩道では左右を確認して右手をあげて渡ります」と話していました。

県警察本部によりますと、ことしに入って3月末までに小学生がけがをした事故は5件発生し、そのすべてが午前6時から8時、午後2時から6時の登下校の時間帯でした。

宮崎さんは、「身近にいる子どもたちの意見を聞きながら作詞・作曲しました。この曲を通じて周りの人や年下の子にも楽しく交通ルールの大切さを伝えてほしい」と話していました。