元阪神のドリス投手 初登板で圧巻のピッチングを披露

大リーグやプロ野球・阪神で活躍したラファエル・ドリス投手が、高知ファイティングドッグスのデビュー戦で圧巻のピッチングを披露し、観客を沸かせました。

4月12日に高知市で行われた「四国アイランドリーグplus」の高知と愛媛マンダリンパイレーツの試合には、4月、高知に入団したドリス投手のデビュー戦を見ようと250人を超える観客が詰めかけました。

ドリス投手は阪神で2017年に最多セーブのタイトルを獲得するなど、抑えとして活躍してきました。

この日はダブルヘッダーで、試合は7回までで行われ、ドリス投手は0対4とリードされた最終回の7回にマウンドに立つと観客は大いに沸きました。

ドリス投手は、この日、最速148キロのストレートとフォークを巧みにコントロールしながら、2つの三振を奪うなど、バッターを三者凡退に抑えました。

高知は愛媛に0対4で敗れましたが、圧巻のピッチングを披露したドリス投手には、試合後、多くのファンがサインや記念撮影を求めて集まっていました。

岡山県から駆けつけた男性は、「ブルペンで投げている時から、ストレートのキレが違うと思いました。試合は負けましたが、ドリス投手のピッチングを見れてよかったです」と話していました。

初登板を終えたドリス投手は、「難しい局面での登板だったがよいピッチングができた。今後、コンディションが上がっていけば、もっと球速やキレも上がっていくと思う」と話していました。