障害のある人たちに映画を楽しんでもらう鑑賞会 高知

大きな声を出してしまったり手をたたいたりしてしまうことがある障害のある人たちに、周りに気を遣わずに映画を楽しんでもらおうという鑑賞会が11日、高知市の映画館で開かれました。

高知市の大型商業施設にある映画館の一部を貸し切って行われた鑑賞会には、市内の福祉施設や福祉作業所に通う知的障害などのある人およそ100人が参加しました。

鑑賞会を開いたのは知的障害などのある人とスポーツを通じて毎年、交流している高知ライオンズクラブで、今回で16回目となります。

ライオンズクラブによりますと、知的障害などのある人は大きな声を出してしまったり手をたたいたりしてしまうこともあるため、周りに気を遣って映画館に足を運ぶことをためらうケースがあるということです。

こうしたことから気兼ねなく映画を見てもらおうと鑑賞会を開いているということです。

今回は洋画のアニメ映画が上映され、訪れた人たちは時折、笑顔も見せていました。

高知市の福祉施設の職員、林愛佳さんは「皆さん楽しんでいる様子だったのでよかったです。今後もぜひ連れてきたいです」と話していました。