初夏に楽しめるかんきつ類「なつみ」の収穫 最盛期 香南市

みかんの出荷が少ない初夏に楽しめるかんきつ類「なつみ」の収穫が香南市で最盛期を迎えています。

「なつみ」は、かんきつ類の「ポンカン」と「カラマンダリン」を掛け合わせた品種で、ほどよい酸味と糖度14度を超える濃厚な甘みが特長の果物です。

香南市では、5人の農家があわせて90アールの農業用ハウスでなつみの栽培に取り組んでいて、この時期、収穫作業が最盛期を迎えています。

農家の人たちはハサミを使って一つずつ丁寧に摘み取りながら収穫していました。

JA高知県香美地区によりますとことしは天候に恵まれ雨が少なかったことから、酸味が少なく糖度も高くなっていて、去年より10トン多いおよそ35トンの出荷を見込んでいるということです。

生産者の村山博行さんは「見た目はゴツゴツしていてあまりきれいに見えませんが、糖度は高いのでしっかりとした味わいを楽しんでほしい」と話していました。

なつみの出荷は5月上旬まで続き、県内のスーパーを中心に販売されるほか、東京と大阪にも出荷されるということです。