「はしか」ワクチン 問い合わせ急増 高知県も医療機関紹介

全国で「はしか」の感染が確認されていることを受けて、高知市の病院でもワクチン接種の問い合わせが急増しています。高知県も接種や抗体検査ができる医療機関をホームページで紹介していて、希望する場合は事前に医療機関に問い合わせてほしいと呼びかけています。

はしかは感染力が非常に強く、免疫を持っていない人が感染すると、ほぼ100%発症し、脳炎を引き起こすなどの重症化する場合もあるウイルス性の感染症で、2月以降、全国各地で感染事例が確認されています。

高知市愛宕町の病院でも3月に入ってからワクチンの接種の問い合わせが、多い日には1日に5件ほど寄せられているといいます。

しかし、全国的にワクチンの需要が高まっている一方で、ワクチンの供給量が限られていることから、この病院では過去の接種歴を確認したり、抗体検査を行ったりした上で、接種しているということです。

愛宕病院医事課の大平悦子さんは「例年は、はしかに関する問い合わせは多くないのですが、ことしは明らかに多いと感じています。十分に抗体があり、接種の必要がない人もいるので、まずはかかりつけ医に相談してほしい」と話していました。

県もワクチンの接種や抗体検査ができる医療機関をホームページで紹介していて、希望する場合は、事前に医療機関に問い合わせてほしいと呼びかけています。