“慣らし保育”始まる 短い時間から保育園に預ける 高知

今月、新たに保育園に入園した子どもたちが、新しい環境に慣れるまでの間、短い時間から預ける「慣らし保育」が、高知県内各地で始まっています。

このうち、高知市菜園場町のさえんば保育園では、0歳児や1歳児のクラスを中心に5日から「慣らし保育」が始まりました。

保護者に連れられて登園した子どもたちは、慣れない環境に戸惑った様子で保護者と別れると、ほとんどの子どもが泣き出し、担任の先生にあやされていました。

慣らし保育は、子どものペースに合わせて、預ける時間を2時間程度から徐々に延ばしていくもので、この保育園では今月16日までを慣らし保育の期間にしています。

子どもを預けた母親は「全然泣かなかったのでかえって心配です。子どもには保育園で楽しくのびのびと過ごしてほしいです」と話していました。

吉川美穂園長は「新しい環境で新しい人と関わる中で不安に感じるのは自然なことだと思います。少しずつ時間を伸ばして不安を取り除き、保育園が安心できる場所になればいいなと思います」と話していました。