「高知健康科学大学」が開学 理学療法士や作業療法士を養成

理学療法士や作業療法士を養成する4年制の私立大学が高知市に新たに開学し、4日、開学を記念する式典と入学式が行われました。

開学したのは、高知市大津乙の高知健康科学大学で、高知県では6番目の大学となります。

4日は、健康科学部リハビリテーション学科の理学療法学専攻と作業療法学専攻の学生合わせて54人が入学しました。

はじめに、開学を記念して大サキ博澄理事長が「大学の教育理念は、自立と共生です。対象者に温かく寄り添い、支え合ってともに生きる社会の創造に貢献できる人材を育てる使命を果たしてまいります」とあいさつしました。

このあと行われた入学式では、新入生を代表して作業療法学専攻の高橋乙華さんが「大学の歴史の1ページ目を私たちが刻むことができる喜びで胸がいっぱいです。初心を忘れず、精いっぱい努力することを誓います」と抱負を述べました。

この大学では、少子高齢化が進む高知県でリハビリテーションの実践と研究を学び、高齢者のフレイル予防や発達障害への支援に取り組むほか、南海トラフ巨大地震をはじめとする大規模災害への対応として避難所での健康支援や災害派遣医療チーム「DMAT」の一員として働く人材を育成したいとしています。

新入生の1人は「患者さんのサポートがしたくて入学しました。1期生として、後輩に尊敬してもらえるようしっかり勉強していきたいです」と話していました。