新小学校1年生に安全笛や防犯ブザーなど 企業や団体が贈呈

この春、小学校に入学する新1年生を交通事故や犯罪から守ろうと、高知県内の企業や団体が安全グッズを県に贈呈しました。

安全グッズを贈呈したのは子どもたちの防犯活動に力を入れている4つの企業や団体で、子どもたちに安全に通学してもらおうと毎年、贈呈しています。

4日は県庁で贈呈式が行われ、県内で飲食店を運営する会社の役員が、不審者が現れた際に近くの人に助けを求める安全笛の目録を県教育委員会の長岡幹泰教育長に手渡しました。

長岡教育長は、「安全笛を身に着けることで、子どもたちの安全に対する意識が高まるとともに、周囲の大人が気にかけやすくなると思います」と感謝の言葉を述べました。

安全笛を贈呈した会社の植田智之取締役は、「安全笛は、小学生の軽い力でも大きな音が出る仕組みになっています。ランドセルやかばんにつけるなどして、常に携帯してもらいたいです」と話していました。

4日はこのほか防犯ブザーと黄色の雨傘、それに道路を横断する際に掲げる横断旗が、各企業や団体から贈られました。

県教育委員会によりますと、この春、小学校に入学する新1年生は公立と私立あわせておよそ4900人で、今回贈られた安全グッズは入学式の日などに配布されるということです。