特定利用港湾に高知3港を指定 自衛隊や海保が訓練などで使用

防災力の強化に向けて政府は自衛隊や海上保安庁が訓練などで円滑に使えるように整備・拡充する「特定利用港湾」に、高知県の3つの港を指定することを決めました。

政府は有事に備え、各地の空港や港を「特定利用空港・港湾」に指定し、自衛隊と海上保安庁の航空機や艦船などが訓練などで円滑に使えるように整備・拡充する方針で、自治体と協議しながら指定先の検討を進めてきました。

そして1日、調整の整った全国のあわせて16の空港と港を指定することを決めました。

「特定利用港湾」に指定された港のうち、高知県関連は▽高知港、▽須崎港、▽宿毛湾港の3つです。

政府はいずれの空港や港も民間利用を主体とすることは維持しつつ、必要に応じて滑走路の延伸や岸壁の拡張などを進める計画です。

「特定利用空港・港湾」をめぐっては、どう利用されるのか説明が不十分だといった市民から不安の声も出ていますが県は「すでに考え方は県のホームページに載せている」としています。