高知市でサクラが満開 牧野富太郎博士出身地 佐川町でも見頃
NHKの連続テレビ小説『らんまん』の主人公のモデルとなった植物学者、牧野富太郎博士の出身地、高知県佐川町の公園でサクラが見頃を迎えています。
牧野博士のふるさと、佐川町の牧野公園にはおよそ30種類、350本のサクラが植えられていて、「日本さくら名所100選」にも選ばれています。
この時期、ソメイヨシノなどのサクラが見頃を迎えていて、多くの人が写真を撮ったりサクラの下で食事をしたりして、春の訪れを楽しんでいました。
牧野博士はサクラを好んだとされ、明治35年には東京の自宅から佐川町にソメイヨシノの苗木を贈ったことでも知られています。
また、桜餅を包むのに、その葉が使われることの多いオオシマザクラも園内で白い花を咲かせていました。
愛媛県から訪れた20代男性は「ビールを飲みながら見るサクラは最高です。天気も良く、きょう来て1番良かったです」と話していました。
また、公園の近くに住む夫婦は「ことしのサクラは一気に咲きました。サクラが1番好きな花なので、毎年楽しみにしています」と話していました。
また、高知地方気象台は31日、高知市でサクラが満開になったと発表しました。
平年と比べて1日遅く、去年よりも7日遅い満開となりました。