盗撮容疑で逮捕・書類送検の県職員ら2人を懲戒処分

盗撮容疑で逮捕・書類送検の県職員ら2人を懲戒処分

高知県は女子学生のスカートの中を盗撮しようとしたとして逮捕された男性職員など、職員2人の懲戒処分を発表しました。

県の懲戒処分を受けたのは54歳と26歳の男性職員です。

このうち、農業振興部の54歳の職員は、去年12月、通勤中の路面電車内で、女子学生のスカートの中をスマートフォンで盗撮しようとしたとして現行犯逮捕され、その後、あわせて7件の盗撮行為で県の迷惑防止条例違反の疑いなどで書類送検されています。

県は、この職員を25日付けで停職6か月の懲戒処分としました。

職員は「被害者やその家族の心に傷を負わせてしまったことを反省して謝罪したい」と話していて、25日、退職願を提出し、受理されたということです。

また、土木部の26歳の職員は、事務所の金庫で保管するキャッシュカードを持ち出し、去年までの2年間にわたって職員で積み立てていた歓送迎会などの会費、あわせておよそ28万円を口座から引き落として盗んだということです。

県は、この職員を25日付けで停職4か月の懲戒処分としました。

職員は「借金の返済に追われて金を盗んでしまった」と話していて、盗んだ金は、去年12月に返済したということです。

県の徳重覚総務部長は、「県民の信頼感を失わせてしまったことをおわび申し上げたい。今後は事案を全庁に通知して綱紀粛正に努めるよう促していく」と話しています。