黒潮町で合宿 学生サッカーチーム 助成金170万円不正受給

去年、高知県黒潮町でサッカーの合同合宿を行った関西地方の学生チームが宿泊日数に応じて支給される県の外郭団体の助成金、170万円余りを不正に受給していたことがわかりました。

これは13日開かれた県議会の委員会で県の担当者が報告したものです。

それによりますと、クラブチームや学校などの団体が県内でスポーツ合宿を行った場合、県の外郭団体、高知県観光コンベンション協会が宿泊日数に応じて助成金を支給しています。

ところが、去年8月に黒潮町でサッカーの合同合宿を行った関西地方の9つの学生チームが虚偽の申請を行っていたことがわかったということです。

合宿の報告書に不審な点があったことから観光コンベンション協会が聞き取り調査などを行った結果、宿泊日数を水増しした申請や合宿に来ていない団体からの申請などあわせて9件の虚偽申請が判明したということです。

虚偽申請のうち6件であわせて170万円余りの助成金がすでに交付されていて、観光コンベンション協会は返還を求めるとともに、学生チームの代表者の1人がこれらの不正を主導していたとして、2月下旬に警察に告訴状を提出しています。