県特産 温室栽培「小夏」の収穫さかん 香南市

高知県特産のかんきつで温室栽培の小夏の収穫が香南市で盛んに行われています。

初夏に旬を迎える小夏は、爽やかな酸味と上品な甘みが特徴の高知県特産のかんきつです。

かんきつ栽培が盛んな香南市では10軒の農家が農業用ハウスおよそ170アールで小夏を温室栽培していて、2月末から収穫が始まりました。

このうち、香南市香我美町山北地区の農家、別役敏隆さんの15アールのハウスでも収穫に追われています。

別役さんたちは、直径6センチから7センチほどに育った黄色い小夏を傷つけないよう、手際よくはさみで摘み取っていました。

JA高知県によりますと今シーズンの冬は、温度が高く雨も少なかったことから、糖度は平年よりも高いということで、ことしの香南市の温室栽培の小夏の出荷量は去年より多い41トンを見込んでいます。

温室栽培の小夏の生産者で作る研究会の中内健祐代表は、「ことしも自信たっぷりでお届けできます。実についている白い部分が小夏のおいしさを引き出すのでそこを残して食べてほしい」と話していました。

温室栽培の小夏は4月下旬まで高知県内のほか東京など県外にも出荷される予定です。