不妊治療と仕事の両立に取り組む企業 四国銀行が県内で初認定

不妊治療と仕事の両立に取り組む企業や団体を認定する国の制度「プラチナくるみんプラス」に高知市の銀行が高知県で初めて認定され、11日、交付式が行われました。

高知労働局で行われた交付式では、はじめに中村克美局長が「働きやすい環境の整備を推進するとともに、高知県屈指のリーディングカンパニーとしてさらなる活躍を期待したい」とあいさつしました。

そして、中村局長から高知市に本店を置く四国銀行の小林達司頭取に認定通知書が交付されました。

国は、子育て支援の取り組みを促そうと「プラチナくるみん」という認定制度を設けています。

さらに不妊治療と仕事の両立に向けた環境整備に取り組む企業などは「プラチナくるみんプラス」と認められ、この銀行は高知県で初めて認定されました。

高知労働局によりますと、短時間勤務制度の導入や、産婦人科医によるセミナーの実施、それに、すべての従業員が受講することを必須にした研修の動画を配信したことなどが評価されたということです。

小林頭取は「県内の出生数は全国最下位となるなど今後の大きな課題だと感じている。地域に貢献できるよう従業員の働きやすい環境整備を進めていきたい」と話していました。