香美市ゆかりの歌人 吉井勇記念館20周年で記念切手を販売

明治から昭和にかけて活躍した歌人・吉井勇の作品などを展示している香美市の「吉井勇記念館」が開館から20周年になったのを記念した切手の販売が11日から始まりました。

11日、香美市の土佐山田郵便局で贈呈式が行われ、「吉井勇記念館」の森本ゆかり館長と香美市の依光晃一郎市長にできあがった切手が贈られました。

受け取った依光市長は「すばらしい切手ができた。この切手を使って、いろんな地域や人と交流したい」と喜びを語っていました。

明治から昭和にかけて活躍した歌人の吉井勇は、昭和9年からおよそ3年間香美市香北町で暮らしていました。

記念館は、その歴史を残そうと建設され、去年、開館から20周年を迎えました。

切手は1シート10枚入りで、吉井の顔写真や香美市で過ごしたかやぶき住宅、渓鬼荘のほか、文豪をキャラクター化したシミュレーションゲームに登場する吉井の姿もデザインされています。

切手は県内すべての郵便局と松山市・高松市・徳島市の中央郵便局で購入でき、今月15日からはネットでも購入できます。

吉井勇記念館の森本ゆかり館長は「吉井勇本人の写真もありいい仕上がりになったので、お気に入りの吉井勇を見つけてほしい」と話していました。