東日本大震災13年を前に高知駅前広場で体験型の防災イベント

東日本大震災の発生からまもなく13年となるのを前に、高知市の広場では、体験型の防災イベントが開かれました。

イベントは県警察本部が高知市のJR高知駅前の広場で開き、さまざまな体験を通じて防災を学ぶことができます。

会場の一角には地震の揺れを体験できる特殊な車両も用意され、乗り込んだ親子連れが南海トラフ巨大地震で高知県内で想定されている震度7の揺れを体験するなどしていました。

また、地震などの災害や身に迫る危険を周りの人に知らせるために大声出す訓練も行われ、参加した人たちは「火事だ。逃げろ」などと、全力で声を張り上げていました。

このほか会場では能登半島地震などで現地に災害派遣された警察官の活動の様子を紹介するブースも設けられ、訪れた人たちが展示された写真を興味深そうに見ていました。

震度7の揺れを体験した9歳の女の子は「こんなに揺れると思っていなかったので、びっくりしました。地震が起きたらまずは頭を守りたいです」と話していました。

大声を出す訓練を体験した20代の男性は「ふだん、大きな声を出すことはないですが、地震が起きた時にちゃんと声を出せるよう、こうした訓練が必要だと思いました」と話しました。