高知市の桜の名所 高知城周辺でぼんぼり点灯

春の観光シーズンを前に、高知市の桜の名所、高知城の周辺では、8日夜からぼんぼりに明かりがともされ、淡い光が城の周りを彩っています。

ぼんぼりの点灯は、花見客や観光客に夜の高知城周辺を楽しんでもらおうと、高知商工会議所が毎年、この時期に行っていて、ことしは、ぼんぼりあわせて273個が設置されました。

ぼんぼりの点灯式が高知城の追手門前で行われ、高知市の桑名市長など関係者がスイッチを入れると、一斉に、ぼんぼりに明かりがともりました。

ぼんぼりには県内外の観光を盛り上げようと、来月から始まる新たな高知県の観光キャンペーン「どっぷり高知旅」や、来年の大阪・関西万博のロゴマークがデザインされています。

訪れた人たちは、夕闇の中、淡いピンク色に光るぼんぼりの下で足を止め、写真を撮るなどして楽しんでいました。

20代の観光客の女性は「ぼんぼりの赤い明かりと高知城を照らす青白いライトアップがきれいでした。桜の咲く時期にまた来たいです」と話していました。

高知城周辺のぼんぼりは、ことし5月6日まで毎日、午後6時半から午後9時半までともされます。