「未来の巨匠展」 子どもたちの作品約400点展示 香美

子どもたちが自由な発想で手がけた絵画や工作などを集めた作品展が香美市で開かれています。

「未来の巨匠展」と名づけたこの作品展は、子どもたちに創作意欲を高めてもらおうと毎年開かれています。

会場の香美市の「やなせたかし記念館」には市内の幼稚園児や小学生などが手がけた絵画や工作といった作品およそ400点が展示されています。

このうち、大栃保育園の園児全員で制作した縦横およそ90センチメートルの大きな「たこ」は、ことしの干支の辰にちなんで、竜の着ぐるみを着たモモンガのキャラクターが描かれています。

また、大宮小学校の2年生の児童たちは地元の大川上美良布神社を題材に名物の獅子舞の魅力や境内の自然を守る大切さを思い思いの絵やメッセージをとおして表現しています。

「やなせたかし記念館」の澤村明信学芸員は、「子どもたちの自由な創造力や発想が伝わる作品が多く展示されています。曇りのない子どもたちの作品に、会場で触れてもらいたい」と話していました。

この展示会は10日まで開かれています。