久しぶりのブリ豊漁1500本余 地元の港活気づく 室戸

室戸市の沖合に仕掛けた定置網に1500本あまりのブリがかかり、地元の港は、久しぶりの豊漁に活気づいています。

室戸岬の東の沖合には、4か所に定置網が仕掛けられています。

このうち、室戸市椎名地区の沖合2キロほどに仕掛けられた定置網には、体長が1メートル、重さが10キロほどのブリ、1500本余りがかかりました。

定置網を設置している椎名大敷組合によりますと、ことしに入って初めての豊漁で、水揚げされた椎名漁港では活気づいていました。

ブリは成長するたびに名前が変わる出世魚と言われていて、地元では7キロ未満のものを「メジロ」、それ以上のものを「ブリ」と呼ぶということです。

漁師の1人は「脂がのった、とってもおいしいぶりなので、皆さん食べてください」と話していました。

また、椎名大敷組合の橋本健組合長は「まとまった量のブリが捕れたのは本当に久しぶりでとてもうれしいです」と笑顔で話していました。
4日の豊漁を受けて、室戸市で定置網漁を行っている漁業者で作る協議会は、今月7日に「室戸春ぶり宣言」を出してブリをPRすることにしていて、今月9日と10日には高知市で開かれている「土佐の『おきゃく』」の会場でブリを販売するということです。