高知県の伝統料理「皿鉢料理」をPR 商店街に180点展示

大きな皿に、たいやかつおといった海の幸などを豪快に盛りつける高知県の伝統料理「皿鉢料理」を、商店街で展示する催しが高知市で開かれ、多くの人でにぎわっています。

ことしで56回目となる「南国土佐皿鉢祭」は、大きな皿に海や山の幸を豪快に盛りつける高知県の伝統料理「皿鉢料理」の継承と調理技術の向上を目指して、毎年、この時期に開かれています。

はじめに、セレモニーで高知市の桑名龍吾市長が「料理というより、芸術の域に達しているものばかりで、味よし、姿よし、そして料理人の心意気が伝わってくる作品をぜひ見て楽しんでほしい」とあいさつしました。

会場の高知市中心部の商店街では、中央に設置されたテーブルの上に、色彩鮮やかな皿鉢料理180点がずらりと並べられ、このうち、県内の日本料理店の料理人でつくる団体による作品は、たいやかれいの刺身が美しく盛りつけられ、技術力の高さを感じることができます。

会場には、洋食や中華料理の皿鉢料理も展示されていて、訪れた人たちは写真を撮るなどして楽しんでいました。

千葉県から訪れた34歳の女性は「初めて見ましたが、関東では見ない料理文化です。高知の人のもてなしの心を感じました」と話していました。

この催しは3日午後4時まで開かれています。