室戸市の昔ながらの町並みで子どもたちがひな行列

高知県室戸市にある昔ながらの町並みで、子どもたちがひな人形の「おびな」や「めびな」にふんして練り歩く、ひな行列が行われました。

明治から昭和初期にかけて栄えた室戸市吉良川町は、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されていて、この時期、昔ながらの町並みの住宅でひな人形が飾られています。

桃の節句に合わせ、この町並みで子どもたちがひな人形の衣装を着て練り歩く、恒例のひな行列が行われました。

参加したのは地元の保育所の園児15人で、「おびな」や「めびな」、「五人ばやし」などにふんし、およそ500メートルを練り歩くと、見に訪れた人たちから拍手が送られていました。

高知市から家族で訪れた女性は「みんなかわいくて、いいなと思いながら見ました。ひな人形もいろいろな家で、いろいろな人形を飾っていてかわいかったです」と話していました。

吉良川町並み雛まつり実行委員会の山下容子さんは「天気にも恵まれ、たくさんの方に来ていただいた。子どもたちと一緒になって盛り上げていきたい」と話していました。

地元の子どもたちによるひな行列は、3日も午後0時半から行われます。