地元事業者が開発した防災製品を広く知ってもらう催し 高知

能登半島地震を受けて防災製品への注目が高まるなか、地元事業者が開発した防災製品について広く知ってもらおうという催しが高知市で開かれました。

高知県産業振興センターが高知市で開いた催しには、県内の18の事業者が開発した簡易トイレや段ボールベッドといった防災製品が出展されました。

このうち、香南市の段ボールの製造会社は、段ボールベッドを紹介し、簡単に組み立てられることや3トンの重さまで耐えられることなどをアピールしていました。

また、高知市と南国市の2つの事業者は災害時に使ういす型の簡易トイレを紹介しました。

普段はいすや踏み台として利用しながら災害時には、板の一部を外すことでトイレになります。

また、凝固剤を使うことで新聞紙と比べて匂いや漏れを防げることを実演していました。

訪れた人は「災害が発生したらトイレなどが大変になると思っていたので、水道の設備がない場所でもトイレが設置できるのは興味深かったです」と話していました。

高知県産業振興センター田村知之外商課長は「能登半島地震の被災地を実際に見てきた方の声を聞いて高知県の製品を知り、備えてもらうことで災害に強い高知を目指したい」と話していました。