いの町の「いの大国さま」で春の大祭

高知県いの町の「いの大国さま」として親しまれている神社で毎年恒例の春の大祭が行われました。

いの町の椙本神社は「いの大国さま」として親しまれ、春の大祭は土佐三大祭りにも数えられています。

この神社は、笹の枝に干支の絵馬などをくくりつけた縁起物の福俵が名物で、訪れた人たちは去年の福俵を奉納し、新しいものを買い求めていました。

中土佐町の70代の女性は「10年以上、毎年来ています。ことしも1年間、健康に過ごすことができて、来年もよろしくお願いしますという気持ちで買いました」と話していました。

また、7段飾りのひな人形を背景に、五穀豊穣や家族の円満を願う「豊熟の舞」という神楽が奉納され、訪れた人たちに福銭と呼ばれる小銭が入った袋が配られていました。

香川県の60代の女性は「舞を見に来ました。楽しいし、幸せな気持ちにさせてくれる心のよりどころです」と話していました。