高知市の総合病院でノロウイルスによる食中毒 食堂を営業停止

高知市の総合病院高知医療センターの食堂で食事をした医療関係者や一般の来院者が相次いでおう吐や下痢などの症状を訴え、保健所が検査した結果、ノロウイルスによる食中毒だと分かり、病院の食堂を営業停止の処分にしました。

高知市保健所によりますと、今月19日、高知市の総合病院高知医療センターの食堂で食事をした20代から60代の医療関係者や一般の来院者19人がおう吐や下痢などの症状を訴えたということです。

保健所が検査した結果、12人からノロウイルスが検出され、保健所はこの食堂を3日間の営業停止処分にしました。

医療機関を受診した7人はいずれも体調が回復してきているということです。

高知市保健所は「ノロウイルスの感染力は非常に強く人から人へ感染する。トイレに行ったあとや調理する前、それに帰宅したときは石けんで手を十分に洗ってほしい」と話して対策を呼びかけています。