高知県新観光キャンペーン 周遊企画など取り組み案を議論

新年度から始まる高知県の新たな観光キャンペーンの検討委員会が高知市で開かれ、温泉や人気ゲームキャラクターを活用した周遊企画などの取り組み案が話し合われました。

県は、新年度から4年間、「極上の田舎、高知。」をコンセプトとした新たな観光キャンペーン「どっぷり高知旅キャンペーン」を実施し、長期滞在や地域の持続可能な観光振興につなげる方針です。

19日は高知市で観光キャンペーンの検討委員会が開かれ、取り組み案が示されました。

取り組み案では、全国的な広報活動を展開した上で温泉や人気ゲームキャラクターを活用した周遊企画を実施すること、集落活動センターや観光施設などで行うガイドツアーや食の提供の取り組みを支援することなどを盛り込んでいます。

また、「どっぷりど級の極上田舎へ」というキャッチコピーが入ったポスター4枚も示されました。

ことし7月から県民を対象にSNSによるフォトコンテストを実施する予定で、その写真も新たなポスターの中で活用していく計画です。

委員からは「NHKの連続テレビ小説『あんぱん』が来年春から始まる中で、その効果を活用する仕掛けを作るべきだ」とか、「今は『らんまん』と『あんぱん』の間の時期で旅行会社へのアピールがしにくくなってきている」といった意見も出ていました。

新たな観光キャンペーンはことし4月1日から始まり、県はキャンペーンの詳しい内容を3月28日に開かれる記者会見で発表する予定です。