高知市の県立牧野植物園 入園者が昨年度の2倍近い40万人に

NHKの連続テレビ小説『らんまん』の主人公のモデルとなった植物学者の牧野富太郎博士を顕彰する高知市の県立牧野植物園の今年度の入園者が、11日、40万人に達し、記念のセレモニーが行われました。
すでに昨年度の入園者の2倍近くに達しています。

40万人目の入園者となったのは愛媛県今治市から訪れた渡部克人さん(46)の一家です。

渡部さんの一家には、牧野植物園から花束やオリジナルグッズが贈られました。

来園のきっかけは、長女で9歳の咲希さんがNHKの連続テレビ小説『らんまん』を見ていたことで、咲希さんは植物園で見てみたい植物などを記した手作りのメモ帳を持ってきていました。

咲希さんは「40万人になれてうれしいです」と話していました。

牧野植物園の入園者は、過去最多だった昨年度の21万4304人のすでに2倍近くに達していて、去年春から放送された牧野博士が主人公のモデルとなった連続テレビ小説『らんまん』の効果が大きかったということです。

牧野植物園の川村雅計副園長は「連続テレビ小説の影響もあり入園者が40万人を突破することができた。高知県での県立施設の最多入園者数である県立坂本龍馬記念館の44万2423人の数字を超えられるようにしたい」と話していました。