アンパンマンの遊具刷新へ 高知 香美市 やなせたかし記念館

来年春から放送されるNHKの連続テレビ小説「あんぱん」のモデルとなる漫画家・やなせたかしさんが幼少期を過ごした高知県香美市が、観光客の受け入れに向け、「やなせたかし記念館」にあるアンパンマンの遊具を新年度中に全面的に刷新する方針を固めたことがわかりました。

連続テレビ小説『あんぱん』は、高知県出身で「アンパンマン」の作者の漫画家・やなせたかしさんと妻の小松暢さんをモデルに、戦前から戦後の激動の時代を生き抜く夫婦の姿を描く物語で、ヒロイン役に俳優の今田美桜さんが選ばれています。

これを受けて、やなせさんが幼少期を過ごした香美市が、観光客の受け入れに向け、市内にある「やなせたかし記念館」の広場に設置しているアンパンマンのキャラクターがデザインされた遊具を、新年度中に全面的に刷新する方針を固めたことがわかりました。

広場の遊具は、パン工場を模したものやすべり台などがあり、平成23年に整備されました。

また、香美市は土佐山田駅前の観光案内所でアンパンマン関連のコーナーを充実させるほか、周辺にキャラクターのマンホールを設置する計画です。

一方、やなせさんが小学校から高校までを過ごした南国市でも、後免駅の周辺に観光客用の駐車場や案内板を新たに整備する計画です。

香美市と南国市は、こうした事業にかかる費用を新年度の当初予算案に盛り込む方針です。

また、高知県もこうした事業を財政面で補助することにしています。