「よさこい祭り」のポスター ことしはモノクロ

71回目となることし夏の「よさこい祭り」をPRするポスターの選考会が開かれ、ことしはモノクロを基調としたデザインが選ばれました。

高知の夏の風物詩、「よさこい祭り」は、去年、70回目の節目を4年ぶりの通常開催として実施し、全国から集まった踊り子が華やかな踊りを披露しました。

8日は71回目となることし夏の「よさこい祭り」をPRするポスターの選考会が高知市内で開かれ、商工会議所や県、高知市の関係者など7人の選考委員が審査に当たりました。

ことしは県内のデザイナーが手がけた6枚のポスターが候補となり、いずれも「よさこい発祥の地、高知。」というキャッチコピーとともに、躍動感ある踊り子たちがデザインされています。

投票は3作による決選投票までもつれましたが、最終的な投票の結果、モノクロを基調としたデザインが選ばれました。

このデザインは、「よさこい旋風」をコンセプトとしていて、鳴子を持つ踊り子の周りに赤と黄色の風が描かれ、鳴子の黒、赤、黄色の3色を使って、その「歴史」と「渋さ」を表現しているということです。

デザインは今後、委員の意見をもとにブラッシュアップされ、最終的なデザインは2月中にも発表され、ポスターはことし4月以降、5000枚が配布される予定です。

「よさこい祭振興会」の谷脇明常任理事は、「非常に深みのあるデザインが選ばれたと思う。ポスターの配布を通じて、よさこいの発展に寄与したい」と話していました。