四万十市の仕出し店弁当で食中毒31人 3日間の営業停止処分

四万十市の仕出し店で調理された弁当を食べた31人が下痢やおう吐などの症状を訴えていたことがわかり、保健所は食中毒と断定し、この店を3日間の営業停止処分としました。

営業停止処分となったのは、四万十市中村愛宕町の仕出し店「ホワイトキャッスル」です。

県によりますと、2月2日、この店で調理されたすしや揚げ物などが入った弁当を食べた10代から80代の31人が、下痢やおう吐などの症状を訴えたということです。

調査した10人のうち9人から食中毒を引き起こす細菌の「ノロウイルス」が検出され、幡多保健所はこの店が提供した料理が原因の食中毒と断定し、6日から3日間、営業停止処分としました。

医療機関を受診した6人はいずれも回復に向かっているということです。

県は「コロナ禍と比べて手洗いの回数が減っていると思うので、調理や食べる前の手洗いを改めて徹底してほしい」と呼びかけています。