“ごめんなさい”のはがき 全国コンクール入賞作品の表彰式

南国市の「後免」という地名にちなんで、「ごめんなさい」の気持ちをハガキにつづる全国コンクールの入賞作品の表彰式が開かれました。

このコンクールは、小学校時代を南国市で過ごした漫画家のやなせたかしさんが、「後免」の地名をいかして町おこしにつなげようと提案し、市民などでつくる実行委員会が毎年開いています。

20回目となることしは、「ごめんなさい」の気持ちがこもったハガキが全国から1688通寄せられ、選考で選ばれた23の入賞作品の表彰式が開かれました。

このうち、高知市の伊藤祥さんの入賞作品は「スーパーの試食コーナーの食べ物をすべて食べてしまってほんとうにすみません」と素直な謝罪のことばがつづられ、会場で読み上げられると、大きな笑いが起こっていました。

また、優秀賞に選ばれた馬路村の大野柚寿さんの作品は、ひいばあさんとケンカをして謝ることができないまま亡くなったことへの申し訳なさと感謝の思いが表現されています。

表彰式の当日がひいばあさんの誕生日だったということで、大野さんは「亡くなる前にひいおばあちゃんを抱きしめたかった。天国にいるひいおばあちゃんに『大好きだよ』と伝えたい」と話していました。