新型コロナ患者数は前週より増加 基本的な感染対策の継続を

1月21日までの1週間の新型コロナウイルスの患者数は、1医療機関あたり13.95人で、前の週と比べて「増加」しました。
県は今後の医療体制のひっ迫が懸念されるとして、重症化リスクの高い高齢者などを感染から守るため、基本的な感染対策を継続するよう呼びかけています。

県によりますと、今月15日から21日までの1週間に報告された新型コロナの患者数は、1医療機関あたり13.95人で、前の週より2.97人多く、「増加」となっています。

この間、県内では、医療機関や高齢者施設で13件のクラスターが確認されていて、新型コロナの入院患者の数は前の週から61人増加し、454人となっています。

このため、県は重症や中等症の患者に対応する病床の数を34床から133床に増やして対応しています。

県は新型コロナの患者数や入院者数が急増傾向で、第10波となる感染拡大が起きているとして、今後の医療体制のひっ迫が懸念されるとしています。

特に10代以下と70代以上の患者が増加していることから、重症化リスクの高い高齢者や基礎疾患がある人を感染から守るため、手洗いや十分な換気など基本的な感染対策を継続するよう呼びかけています。