再来年に高知県で開催「国民文化祭」 検討委員会で基本構想案

再来年の秋に高知県で初めて開催される国内最大の芸術と文化の祭典「国民文化祭」に向けて、検討委員会の初めての会合が23日、高知市で開かれ、開催をきっかけに中山間地域に伝わる伝統文化の継承を進めることなどを盛り込んだ基本構想の案が示されました。

「国民文化祭」は、文化庁などが主催する音楽や美術などに取り組む人たちによる国内最大の芸術と文化の祭典で、再来年は、高知県で初めて開催されます。

23日は、検討委員会の初めての会合が高知市で開かれ、有識者など8人の委員が出席しました。

会議では、国民文化祭の基本構想の案が示されました。この中では、開催をきっかけに中山間地域に伝わる伝統文化の継承や、相互理解の促進、それに観光の推進など5つの基本方針が盛り込まれています。

23日は、名称についても議論され、事務局を務める県から「よさこい高知文化祭2026」や「黒潮こうち文化祭2026」といった案が出されたほか、委員からも「高知家文化祭2026」とか「みんなのこうち文化祭」などの案が出ましたが、23日は結論が出ず、引き続き協議することになりました。

委員会では、キャッチフレーズは、公募で決めることにしていて、再来年の10月からの開催に向けて、機運を高めたい考えです。