福井照元議員の資金管理団体 収支報告書に1254万円不記載

比例代表四国ブロック選出で、自民党二階派に所属していた福井照元衆議院議員の資金管理団体が、2021年までに派閥側からの収入として1254万円を政治資金収支報告書に記載していなかったことがわかり、18日に収支報告書を訂正しました。

政治資金収支報告書を訂正したのは、福井元議員が代表を務める資金管理団体「くにのかたち基本政策研究会」です。

訂正した収支報告書によりますと2021年までに所属していた二階派「志帥会」側からの収入として、あわせて1254万円を政治資金収支報告書に記載していませんでした。

福井氏側は二階派側から新たに2020年に358万円、2021年に418万円の収入があったと記載したほか、2019年までの2年間に収入が478万円あったとして、18日に収支報告書を訂正しました。

これについて当時、団体の会計責任者を務めていた男性は「派閥側に納入せずに手元に残す『中抜き』をして支出は事務所費や政治活動費に充てていた。検察から調べを受けるなかで、訂正しなければならないと判断し、真摯に対応した。申し訳ない以外にない」としています。

自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題では、「志帥会」がおととしまでの3年間に記載していないパーティー収入が1億3600万円余りあったなどとして収支報告書を訂正し、福井氏を含む、国会議員と元国会議員、あわせて7人の側への派閥からの寄付も書き加えられています。