県内の交通事故死者数 去年は1952年以降で過去最少に

去年1年間に高知県内で発生した交通事故で亡くなった人は23人と、統計が残る1952年以降で最も少なくなったことが警察のまとめで分かりました。

高知県警察本部によりますと、去年1年間に県内で発生した交通事故は975件で、2年連続で1000件を下回りました。

また、死亡した人も23人と統計が残る1952年以降で最も少なくなりました。

しかし、歩行中に亡くなった3人全員が65歳以上の高齢者で、夜間に道路を横断中に事故に遭ったということで、依然として高齢者の事故防止や反射材の普及が課題になっています。

また、去年4月の道路交通法の改正で、自転車用ヘルメットの着用が努力義務となりましたが、自転車に乗っていて、事故で亡くなった4人のうち、3人がヘルメットを着用していなかったとということです。

高知県警察本部は「交通事故による死者数は過去最少となったが、事故の件数やけが人の数は前の年と比べて増加している。引き続き、関係機関と協力して交通ルールの順守や自転車用ヘルメットの着用を呼びかけていきたい」としています。