被災地の医療支援へ 高知県内4病院から医師や看護師が出発

能登半島地震の被災地で医療支援にあたるため、災害派遣医療チーム=「DMAT」として11日、高知県内の4つの病院から医師や看護師が出発しました。

高知県によりますと、石川県からの要請を受けて「DMAT」として派遣されるのは、県内4つの病院の医師や看護師などで構成される4チーム、あわせておよそ20人です。

このうち、高知市の近森病院では11日夜、医師や看護師など5人からなる医療チームが病院関係者に見送られながら石川県に向けて出発しました。

それぞれの医療チームは今月17日まで能登半島にある病院の支援などにあたるということです。

高知県DMAT協議会の副会長を務める近森病院の井原則之医師は、「やれることはなんでもやるという姿勢で被災者の力になってきてほしい。高知県は地震や津波に対する危機意識が高い地域なので、被災者側に立った支援を期待したい」と話していました。