新型コロナとインフル同時流行「軽い症状で救急要請控えて」

今月7日までの1週間の新型コロナウイルスの患者数は1医療機関あたり7.45人で、前の週と比べて「増加」しています。県は新型コロナウイルスとインフルエンザが同時に流行し、救急医療がひっ迫してきているとして、軽い症状での救急外来の受診や、救急要請を控えてほしいと呼びかけています。

県によりますと、今月1日から7日までの1週間に報告された新型コロナの患者数は1医療機関あたり7.45人で、前の週より1.84人増え、「増加」となっています。

一方、インフルエンザの患者数は1医療機関あたり16.39人で前の週と比べて19.86人減り、「急減」となっています。

しかし県は、年始は多くの医療機関が休診していたため、実質的には1医療機関あたりの患者数が30人以上だった、前の週並みの水準だと考えられるとしています。

また、今月1日から8日までの間に県内で救急搬送された患者のうち搬送先が3回続けて決まらない「搬送困難事例」は7.1%にのぼり、先月1か月間の割合と比べて2.5ポイント上昇しています。

県は、救急搬送やそれに伴って入院する人が増加傾向にあり、救急医療がひっ迫してきているとして、軽い症状での救急外来の受診や救急要請を控えてほしいと呼びかけています。

そのうえで、判断に迷う場合は、
▽救急医療の電話相談を無料で受け付ける県の「#7119」や、
▽子どもの救急医療の相談を受け付けている「#8000」を利用してほしいとしています。