「広域警察航空隊」のヘリや隊員 能登半島地震の被災地へ

能登半島地震の被災状況を上空から確認するため、高知県警察本部から「広域警察航空隊」のヘリコプターや隊員が派遣されることになり、11日朝、高知空港で出発式が行われました。

県警察本部から派遣されるのは、「広域警察航空隊」のヘリコプター「くろしお」と隊員4人で、11日朝、高知空港にある警察の施設で出発式が行われました。

この中で県警察本部の筒井浩司警備部長は、「現地では道路の寸断により、被災状況の把握が困難であり、今回の派遣は、今後の活動を左右する重要な業務だ。職責を十分に果たしてほしい」と隊員たちを激励しました。

今月1日に発生した能登半島地震で、石川県では、200人を超える人が亡くなっていますが、被害の全容はまだ明らかになっていません。

こうした中、石川県公安委員会からの要請を受け、ヘリコプターが派遣されることになりました。

式のあと、隊員たちは、ヘリコプターに乗り込み現地に向かいました。

きょう午後から活動を開始していて、今月14日に帰ってくる予定です。

県警察本部警備第二課の青木隆明次長は、「ヘリコプターの機動力をいかして、上空からの情報収集を行い、被災地の役に立ちたい」と話していました。