高知市 飲食店で6人が食中毒 3日間の営業停止処分

高知市の飲食店で飲食をした男女6人が、腹痛や下痢などの症状を訴えました。市はこの店の料理が原因の集団食中毒と断定し、9日から3日間の営業停止処分にしました。

高知市によりますと、先月28日、高知市はりまや町の飲食店「マロバシ」を利用した人から腹痛などの症状を訴える連絡が入ったということです。

市が調べたところ、この日に利用した20代から50代の男女6人が症状を訴えたということで、現在は全員が快方に向かっているということです。

症状を発症した6人のうち5人から「カンピロバクター」が検出されたことから、市はこの店の料理が原因の集団食中毒と断定し、9日から3日間の営業停止処分にしました。

市によりますと、去年1年間の食中毒の発症者は市内で116人にのぼっています。

カンピロバクターは鶏や牛、豚などの腸にいる菌で、十分に加熱しないで食べると家庭でも食中毒になる可能性があるということです。

市は食肉はしっかり加熱することや、調理時は生肉を他の食材と区別して取り扱うよう呼びかけています。