室戸市の金剛頂寺でことし1年の無病息災などを祈る初参り

高知県室戸市にある四国霊場26番札所の金剛頂寺で、ことし1年の無病息災などを祈る初参りが行われました。

8日は、室戸市にある四国霊場26番札所の金剛頂寺に大勢の地元住民らが初参りのために訪れました。

寺の本堂では、15人の僧侶が600巻に及ぶ「大般若経」を転読と呼ばれる方法で読み上げていました。

また、訪れた人たちは、ことし1年の無病息災や家内安全などを願って、祈とうを受けていました。

訪れた80代の男性は「ことし1年、健康で安全に過ごせるようお願いさせてもらいました」と話していました。

金剛頂寺の坂井智空住職は「1年の始まりにあわせて、心も体も改めて健康で過ごせるようにと初参りが行われた。世の中でいろんなことがあり、不安を抱えている人もいる。仏の前で手を合わすことで、この1年どのように過ごすか考えるきっかけにしてもらえればいいです」と話していました。