善楽寺がアニメーター刈谷仁美さんとコラボ キャラが出迎え

四国霊場八十八か所の札所の1つ、高知市の善楽寺が高知県出身のアニメーターと協同し、お遍路さんをモチーフにしたキャラクターが描かれた案内板などで参拝客を出迎えています。

高知市にある四国霊場八十八か所の30番札所の善楽寺は、若い世代を中心にお遍路に関心を持ってもらおうと、高知県出身のアニメーターの刈谷仁美さんと協同し、お遍路さんをモチーフにした女性キャラクターが参拝方法を紹介する案内板などを境内に設置して参拝客を出迎えています。

山がさをかぶりお遍路さんの装束を身につけたキャラクターは、寺の山号「百々山」にちなんで「百々ちゃん」と名付けられ、本堂の前に大きな幕も設けられているほか、イラストの入った御朱印なども用意されています。

また、授与所にはお守りなどと一緒にキャラクターのイラストをあしらったトートバッグも並べられ、納められたお金の一部を能登半島地震の被災地への義援金に充てることにしています。

島田希保住職は「お寺は敷居が高いと感じている方にこのコラボを通じて身近なものだと伝えたい。神社仏閣は自分のためだけではなく、誰かのために手を合わせる場所でもあるのでこれから参拝する方の道しるべになってほしい」と話していました。

この企画は来年3月末まで行われる予定です。