浜田知事 ベトナムなど視察に出発 海外人材受け入れ強化で

人口減少や人手不足が課題となる中、海外の人材の受け入れを強化しようと、浜田知事はベトナムとインドを視察するため4日、高知空港を出発しました。

人口減少や少子高齢化が進む高知県で人手不足が深刻な課題となる中、浜田知事は2期目の県政運営の柱の1つに「グローバル化」を掲げ、海外からの人材の受け入れを強化することにしています。

こうした中、県と交流のあるベトナムとインドから人材を受け入れようと、浜田知事は1月10日までの日程で現地を視察することになり、4日午後、高知空港を出発しました。

県によりますと、
▽ベトナムで県内の企業が設立する日本語教育センターの許認可の手続きが円滑に進むよう要望するほか、
▽インドでは人材交流や産業連携を強化する協定を結ぶことにしています。

さらに、インドで大雨や竜巻、河川の氾濫などの自然災害が頻発していることから、県内企業の治水事業をPRし、今後の事業展開につなげたい考えです。

浜田知事は「今回の視察で人材の送り出し態勢の整備や『地産外商』活動の強化などの成果を得たい。国内市場が縮むなかで、海外に打って出ることで高知の経済をより元気にする後押しをしたい」と話していました。