黒潮町の農家が出荷したニラから基準超える農薬成分検出

高知県黒潮町の農家が出荷したニラから基準を超える農薬の成分が検出され、JA高知県は、この農家の出荷を停止するとともに原因を調査しています。
JA高知県によりますと、健康に影響が出るおそれはないということです。

農薬が検出されたのは、黒潮町の農家が生産し、JA高知県が出荷したニラです。

JA高知県によりますと、今月21日に行われた残留農薬の自主検査で、ニラへの使用が認められていない農薬の成分、「プロシミドン」が食品衛生法で定める基準の2倍の量にあたる0.02ppm検出されたということです。

JA高知県によりますと、検出された農薬の量は、毎日、このニラを食べ続けたとしても健康に影響が出るおそれはないということです。

JA高知県は、県内や東京、大阪などの市場に出荷された187キロのニラのうち、185キロをすでに回収していて残りの回収を急いでいます。

この農家では、この成分を含んだ農薬の使用実態はないということで、JA高知県は詳しい原因を調べています。

JA高知県は「生産者には、再度、農薬の適正使用について周知し、安心・安全への取り組みを徹底します」とコメントしています。