高知県 肥満傾向の子どもの割合 前年度比増で全国平均上回る

子どもたちの発育などに関する国の調査で、高知県では、肥満傾向にある子どもの割合が男女ともに多くの年齢で、前の年度より増え、全国平均も上回っていることがわかりました。

文部科学省は、全国の国公私立の幼稚園や小中学校、それに高校の5歳から17歳までの子どもについて、健康診断の結果を一部抽出して発育状況などを毎年、調査しています。

高知県内では昨年度、およそ1万2000人が対象となりました。

このうち、肥満傾向にある子どもの割合は男女ともに多くの年齢で前の年度より増えました。

また肥満傾向にある子どもの割合について高知県が全国平均を上回ったのは
▽男子は、7歳、9歳、12歳から14歳までと17歳。
▽女子は、6歳と、8歳から17歳までで、男女とも多くの年齢で全国平均を上回りました。

全国平均との差が大きかったのは
▽男子は12歳が4.48ポイント
▽女子は15歳が3.62ポイント、それぞれ上回りました。

高知県教育委員会は「子どものころからの基本的な生活習慣や運動習慣の定着を進めていくことが重要であり、引き続き、食育や健康教育の充実に取り組んでいきたい」としています。