高知県の11月の有効求人倍率 1.13倍 3か月連続で減少

11月の高知県内の有効求人倍率は「就業地別」で1.13倍と、3か月連続で前の月を下回りました。

高知労働局によりますと、11月の企業からの求人数は季節による変動要因を除いて働く場所ごとに集計した「就業地別」で1万4894人でした。

一方、高知県内で仕事を求めた人は1万3236人でした。

この結果、仕事を求める人1人に対して何人の求人があるかを示す有効求人倍率は1.13倍と、前の月を0.04ポイント下回り、3か月連続で減少しました。

新規の求人を産業別に見ると、去年の同じ月に比べて増加したのは
▽「学術研究、専門・技術サービス業」
▽「サービス業」
それに▽「教育、学習支援業」の3つの業種でした。

一方で、
▽「宿泊業、飲食サービス業」
▽「建設業」
▽「医療、福祉」など10の業種で減少しました。

減少した背景には、企業の間で民間の求人サイトを利用する動きが広がっていることや、海外からの人材に雇用を切り替えるケースが増えていることが挙げられます。

高知労働局は県内の雇用情勢について「改善の動きにやや弱さがみられる。引き続き、物価上昇などが雇用に与える影響に注意する必要がある」としています。