四国4県 10月のスーパーやデパートの売り上げ1%増

四国4県にあるスーパーとデパートのことし10月の売り上げはあわせて472億円あまりで、去年の同じ月を1%上回りました。飲食料品の売り上げが価格の引き上げに伴って増加したことなどが背景です。

四国経済産業局によりますと四国4県にあるスーパー256店とデパート4店をあわせたことし10月の売り上げは472億5800万円あまりで、去年の同じ月を1%上回りました。

前の年の同じ月を上回るのは20か月連続です。

このうち、スーパーの売り上げは、あわせて410億4200万円あまりで、去年の同じ月を1.4%上回りました。

飲食料品の売り上げが価格の引き上げに伴って増加したことや、冷凍食品や総菜の需要が堅調に推移していることが、売り上げ増加の背景だということです。

一方、デパートの売り上げは、あわせて62億1500万円あまりで、去年の同じ月を1.6%下回りました。

輸入かばんなど身の回り品の売り上げが、催事の開催時期のずれで苦戦したことなどが要因です。

四国経済産業局は「価格上昇に伴う売り上げの伸びと、物価高による買い控えが広がらないか、両面の影響を引き続き注視していきたい」としています。