桂浜水族館でえとの引き継ぎ式 うさぎから「龍魚」へ

高知市で毎年恒例となっているえとの引き継ぎ式が桂浜水族館で行われ、ことしのえとのうさぎから来年のえとの「辰」にちなんで「龍魚」と呼ばれるアジアアロワナに引き継がれました。

えとの引き継ぎ式は、高知市の桂浜水族館と同じく市内にある動物園「わんぱーくこうちアニマルランド」が毎年この時期に実施していて、ことしは水族館で引き継ぎ式が行われました。

式には、ことしの卯年にちなんで動物園のうさぎ「カシス」と「フィグ」が出席したほか、来年の辰年にちなんで水族館で飼育している「龍魚」と呼ばれる「アジアアロワナ」が出席し、飼育員に委任状が渡されました。

「アジアアロワナ」はマレーシアなどに生息していて、桂浜水族館で飼育されている種類は、金色の光沢があることから「金龍」とも呼ばれ、ゆったりとした貫禄のある泳ぎを見せていました。

水族館を訪れていた愛媛県の18歳の専門学生は「アジアアロワナはうろこが大きいなと思いました。検定などを取得して竜のように上を目指したいです」と話していました。

桂浜水族館の土居由人魚類主任は「アジアアロワナは『金龍』と呼ばれている魚なので力強く高みを目指すような1年にしてほしいのと、うちの水族館に金運が舞い込んでくれるのを期待しています」と話していました。