高知県 県庁の若手職員を先輩職員がサポートする制度 導入へ

県庁で働く若手職員が能力を最大限発揮できる環境を整えようと、高知県は、来年度から先輩職員が若手職員をサポートする制度を導入することになりました。

高知県庁では、定年を迎えた職員の大量退職が進み、職員の採用を増やしています。

その一方で、30代から40代の中堅の職員が少なく、若手職員から「上司に相談事がしづらい」という声が上がっています。

このため、高知県は来年4月から「新採サポーター」制度を設け、先輩職員が新たに採用された若手職員のサポートを行っていくことになりました。

具体的には、悩みを抱えている職員の相談に乗ったり、業務の助言を行ったりするほか、職員どうしの理解を深められるよう、気軽に声をかけるとしています。

ことしから総務部の中で若手職員どうしの意見交換会を開いていて、県は今後、導入する部局を増やしていくことにしています。

高知県人事課は「未来の県庁を支える若手職員にとって働きやすい職場にするとともに、先輩職員の育成能力が向上することにも期待している」としています。