高知工専生徒 ビジネスコンテンスト全国上位20組選出で表彰

若い世代に起業への関心を高めてもらおうと高校生などを対象にしたビジネスコンテンストで高知工業高等専門学校の生徒が全国の上位20組に選ばれ、19日、高知市で表彰式が行われました。

高知市のオーテピア高知図書館で行われた19日の表彰式では、高知工業高等専門学校3年生の澤田朱夏さんと竹村紗也香さんに表彰状などが贈られました。

日本政策金融公庫が主催するビジネスコンテストにはことしは、全国から5014件の応募があり、澤田さんと竹村さんが考えたビジネスプランが上位20組に選ばれました。

2人は「ボクの居場所はリサイクルショップ」と題し、不登校の子どもたちの居場所を作るビジネスプランを提案しました。

具体的には、
▽地域から持ち込まれた不要品を販売することで活動資金に活用するほか、
▽売れないものは、不登校の子どもたちが修理して使うことで子どもたちの居場所の運営に必要な「お金」や「モノ」などを確保できるのが特徴で、アイデアの独自性が評価されたということです。

澤田さんは「自分のやったことが社会を直接動かしていくのがかっこいいと思うので、起業したいです」と話していました。

また、竹村さんは「表彰されたことはうれしいですが、もう少し頑張れば勝ち上がったかもしれないので後悔しています」と話していました。