県内への移住につなげようと高知市で各地の魅力PRする催し

高知県内の各自治体の魅力をPRして移住につなげようと、10日、高知市で各地の食べ物や工芸品を販売するマルシェが開かれました。

県内の人口減少が進む中、高知市は、県外からの移住者にまず比較的都市部の市内に滞在してもらい、その後、県内のほかの自治体に移住してもらう「こうち二段階移住」という取り組みを進めています。

10日は、二段階目の移住につなげようと、各自治体の魅力をPRするマルシェが高知市中心部で開かれ、各地の食べ物や工芸品を販売する12の店が軒を並べました。

このうち、黒潮町の移住者が赤ちゃんに関する雑貨を製作している工房の店では、手作りのかわいらしいくまやライオンのおもちゃのほか、よだれかけなども販売されました。

また、馬路村の移住者は、県内産のゆずみそやコメなどを使った焼きおにぎりをキッチンカーで販売しました。

このほか、会場では須崎市のチーズケーキなども販売され、家族連れなどでにぎわっていました。

訪れた人は「県内にはおいしいものがたくさんあるので、イベントなどを今後も開催してもらい、移住する人が増えて盛り上がってほしい」と話していました。