新観光戦略「どっぷり高知旅キャンペーン」基本計画案示される

来年度から始まる高知県の新たな観光戦略の具体的な計画を検討する委員会が5日、高知市で開かれ、観光客の滞在日数の増加やリピート率の向上に向けて新たな旅の過ごし方を紹介するコンテストを開催することになりました。

5日、高知市で開かれた委員会の初会合には、県や観光業界の関係者などおよそ80人が出席しました。

この中で、観光客の滞在日数の増加やリピート率の向上に向けた県の新たな観光戦略「どっぷり高知旅キャンペーン」の基本計画の案が示されました。

計画では、4年後に飲食や宿泊などの「観光総消費額」を去年の1.4倍にあたる1389億円に増やすことなどを目標に新たな観光資源の発掘を進めるとしています。

その取り組みの一環として、県外からの観光客がじっくりと過ごしたくなり、その後も何度も訪れたくなるような旅の過ごし方を紹介するコンテストの開催を決めました。

今年度は、県内の市町村や観光協会を対象に行い、来年度は県民や県外からの観光客にも拡大する予定で、優れたアイデアにはキャンペーンの宣伝に活用するとしています。

県観光振興部の山脇深部長は「観光客のニーズがこれまでの観光地を巡るスタイルから、地域の人とのふれあいや暮らしを体験するスタイルに変化している。高知県を深く知ってもらうことでリピーターの確保につなげていきたい」と話していました。